集英社文庫<br> 彼女について知ることのすべて

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集英社文庫
彼女について知ることのすべて

  • 著者名:佐藤正午【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 集英社(2013/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087470086

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内容説明

その夜「わたし」は人を殺すため車を走らせていた。愛した女と共謀して、わたしたちに執拗につきまとう女の愛人である男を殺すために――。小学校の教員である「わたし」と、看護婦の女との恋。互いにのっぴきならないしがらみを背負ったふたりが企てた殺害計画は、思いがけない結末を迎える。裏切ったのは女なのか、それとも「わたし」なのだろうか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なつ

12
私には合わず。前半はなんだかゆっくり。後半にぐぐっと進むが、それでもごちゃごちゃしてる感じがした。ちょっと消化不良。2017/06/01

じゅん・・・

4
佐藤正午さんの作品の中でも大好きな作品。何度読んでも面白い。この不誠実でダメダメ男が憎めない。僕の中では直木賞です。Yにハマった人は是非読んで下さい。これにハマればもう佐藤正午さんのトリコです。間違いなく!2014/10/17

頭痛い子

2
なにげなくページをめくったら止められなくなり、ほとんど一気読み。あらすじは…一人の先生が婚約していた女に、ひょっこり付いてきた後輩・遠沢めいと恋に落ちていく。しかし遠沢は、ロクでもない女で、チンピラ真山と絶賛交際中。それとは別に今の御時世なら「監禁」と言われ騒ぎまくられるような未成年(?)女性二人とひとつ屋根の下、謎の共同生活をする。そっちで何かあったのなら、この物語は格段の社会派ミステリー!となりそうな気がするのだが、全然ちがくて、最終的には「8年越しの超純愛物語」というべきでしょうか…。2022/01/12

メイセナチチ

2
ハードボイルド&ミステリー好きの私としては展開がスローで最初は…だったけど、読み終えてみると良かったかな。時系列が前後する展開に読んでいて振り回されたけど、最後はキチッと読み手にも理解させる展開力に脱帽でした。2012/09/18

Ayako Kimura

1
どうしてこの作家さんの小説に出てくる男性はこうダメダメなのでしょうか。 なのになんか憎めないというか。不思議です。 時系列がバラバラでついていくのにちょっと苦労した。 後半さくさく進みましたが結末は微妙に納得がいかないといか。私の読解力不足かもしれません笑 2020/03/11

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