内容説明
5年前、13歳の僕、森住将人(もりずみまさと)は18歳の葛城瑛(かつらぎえい)を好きだった。混じりけなしに好きだった。そして、瑛の突然の離日。5年ぶりに瑛から電話があった。やっと瑛の笑顔を記憶の引き出しから追い出したところだったのに。けれど5年という歳月が、何ひとつ物事を解決してくれていないのだと僕は悟ったのだった。今、僕はチェストーナメント、ジュニア部門・個人戦では負け知らず。チェス国内戦トーナメント直前の瑛との再会に、僕は動揺する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
京子@オランダ
1
あー、騎士って、チェスだったのね!wwwww 勝手に西洋の何かお話だと思ってた、、、。棋士のお話でした。ちょっとびっくりしたけどなかなか面白いです。文体が10数年前な感じ(実際そうなんですが)だけどサクサクいけますね。2012/07/18
レイタ
0
再読。良かったです。一人称なのでいつもより疾走感があります。元気な高校生なので挿し絵ともあっていますし。たけうちさんの受けは、成人だったら青年顔してる方が好きだけど学生なら可愛い顔でピッタリ。前半まで後輩のターンが大きいので、攻めの存在感が薄いのですが、後半のエピソードでぐぐっと絆にキュンときます。でも勘違いかと思ったら本当に深い絆がある攻めの恋人とか、人間愛家族愛っぽい攻めとか、後輩の方が恋愛に近そう。続きあるとのことですが機会があれば。手元に残そうかな。外国が出てくる(きそうな)BL好きなんです。2013/11/10
パン粉
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たけうちさんのほのぼの系はほんと和む…2013/10/07
右近橘
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チェスが好きで、偶然出会った作品。たけうちりうと初読み作品。(←かと思っていたら、「セラヴィ・シリーズ」をそうとは知らず過去に某雑誌で読んでいたことが判明。そうかーあの話を書いた人か-!) 独特の会話が面白い。 将人の小さい頃エピソードがかわいいです。瑛さんかわいがっちゃうよな~。 1巻のこのお話では、ちょっともどかしい感じが残って、最後の瑛みたいに「カー」って感じ(笑)になりますが、ぜひ2巻に進んでください。どんどんはまってしまいました、ワタシ。2012/10/21
わか
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