小学館文庫<br> 将棋の来た道(小学館文庫)

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小学館文庫
将棋の来た道(小学館文庫)

  • 著者名:大内延介【著】
  • 価格 ¥561(本体¥510)
  • 小学館(2014/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094165418

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内容説明

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私たちになじみの深い将棋はいつごろどこで発明され、どのような道をたどって日本に伝わったのか? 九段の棋士である著者がソウル、台北、香港、バンコク、ニューデリーとたどる紀行。現地の棋士との対決も見もの。

※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

日本篇―兵どもが夢の跡に残された駒の謎
タイ篇(バンコクの名人たちとの熱い闘い マーク・ルックの起源はチャトランガか)
中国篇(中国の象は河を渡れない 二千五百年前?象牙の駒との邂逅)
韓国篇(韓国の象は「用」の字に歩く 百済人が伝えた?日本の将棋)
インド・スリランカ篇(マハラジャの遊びシャトランジ 妻にチェスで負けたシヴァ神 インドから発した東西のチェス・ロード)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そり

9
将棋のルーツを探る海外旅行記。大陸から伝来してきた将棋が形態を変えてゆき、現代のルールに収まる頃は鎌倉幕府の時代と見られる。その時代ではまだ「二君にまみえず」という考えは一般的でなかった。だから「駒の再使用」という日本将棋独自のルールが、人々に不自然なく受け入れられた。なるほど。一目やってみたいと思ったのは中国将棋で、なんと盤の真ん中に河がある。韓国将棋の、一部の駒の配置を自由にしてよいというルールも興味深い。これを応用すれば勝手にルールを作って、力戦調にする楽しみ方もできそうだ。2013/06/06

Gamemaker_K

5
世界の将棋型ゲームの世界に引きずり込まれるきっかけとなった一冊である。古本屋で購入後、何度も何度も読み返している。世界の将棋に触れる旅の旅行記として、これ以上ない名著だね。…個人的に将棋のルーツは解き明かされない方がよいのではないかと思う。多分、シャンチーかチェスかやり飽きた奈良平安あたりの一般人が、取った駒使ってみたら面白かった、とかそんなのが始まりだったんじゃないのかなーなんて考えているので。2019/02/04

kokada_jnet

3
日本将棋の東南アジア~中国江南由来説を説いた、有名な本。この内容を批判的に紹介した本を何冊も読んでいたので。すっかり既読のつもりになっていたが。あらためて読んでみたら面白い。あちらこちらで、現地の将棋を指す大内先生がアツイ。朝鮮象棋って、中国象棋と同じ駒・配置なのに、こんなにゲーム性が違うものなのか。2013/11/07

naoto

0
将棋の本であって、将棋の本でない。この本を読んでも、将棋は強くならない。将棋のルーツを探す、旅本。韓国、中国、タイ、インド、スリランカ。将棋に「持ち駒制」があるのは、駒の形にあり。なるほど。こういう「文化の世界史」、もっと読んでみたい。2014/08/07

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