イギリス人はかなしい―女ひとりワーキングクラスとして英国で暮らす

著者名：高尾慶子

展望社（文京区）（1998/10発売）

• ISBN：9784885460135
• NDC分類：302.33

内容説明

イギリスへの滑稽な「片思い」を蹴っとばす！―ロンドンでただ一人の日本人ハウスキーパーが見たイギリスの素顔。失業にも負けず、悪徳不動産屋にも負けず、日本の悪口を言われれば、一歩もひかずに言い返す。痛快！関西女の心意気。

目次

十一年ぶりの祖国
さらし者にされた天皇
再び失業
ダイアナの死
ロンドン住宅事情
なんでイギリスに媚びるのか
私のお見合い体験記
ロンリーハート
階級社会に挑戦した夫の両親

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[meow3]

1998年に書かれたものなので、ちょっと時代が古い。でも日本軍が戦争中に虐待したイギリス人の捕虜の話とか平成天皇が訪英した時の話全然知らなかった。戦争関連の補償の話もショッキング。本来は捕虜への補償はサンフランシスコ条約で支払わなくてもよいことになっているらしい。しかし捕虜に対する補償を盾にとってイギリスへの投資を促しているが当事者である元捕虜には何も渡されないってほんとなのだろうか。婚活の話は面白かった。ネット（じゃないけど）婚活みたいなのって昔からあったんだな。

2021/01/04

[naginuko]

面白かった

2015/01/26

[yume ｎaka]

イギリスで働いて暮らしていた著者の辛口なエッセイ集。 「事実は小説より奇なり」、興味深い事柄の数々のエピソードが、面白かった。

2022/01/25