スカウト

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スカウト

  • 著者名:後藤正治【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 講談社(2014/10発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062094207

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内容説明

プロの夢と現実を肌で知る男の物語。衣笠祥雄、達川光男、大野豊、三村敏之、池谷公二郎、川口和久、高橋慶彦、長嶋清幸、正田耕三、金城基泰……無名の選手を発掘する目利きの男。広島カープの黄金時代に貢献し、のち大洋、オリックス、日本ハムで40年以上のキャリアを重ねるスカウト木庭教(きにわさとし)。プロ野球を陰で支える男の愛すべきドラマ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとみん

9
“プロ”の話はどんな分野でも興味深いが、倫理観は人それぞれだから理解できないこともある。この本は木庭氏のスカウト倫理が私に理解できるものだったおかげで、時代とともに語られるエピソードをどれも面白く読めた。ただプロ野球の面白さが全く分からないので、出てくる名前は3割ぐらいしか知らなかったが。プロで名を残した人は才能にやすりをかけるような努力をしていることと、性格も大きな財産だと思えたことが印象に残った。2015/03/11

ランフランコ

7
カープを中心に活躍した伝説の老スカウト木庭教のノンフィクション。1995年頃の発行なので高橋慶彦、川口、大野、紀藤、正田、長嶋などカープの黄金期を支えた懐かしい名前が出てくる。一方プロ入り後大成しなかった名前も多くでてくる。凄腕のスカウトが獲った選手でもプロで成功しなかった選手の方が圧倒的に多いんだろうな。恐るべしプロ野球。現在まで続くカープの発掘し育成するスタイルは木庭抜きには語れない。自前の選手で強いチームを作る。こうでなくちゃいかん。タイガースファンの俺はもうめちゃくちゃ羨ましい。愚痴しか出んわ。2018/10/06

トラビス

6
取材対象に密着することで得られる情報が詰まったノンフィクション。大金を用意できる金満球団ではなく、貧乏市民球団だったからこそ、プロで活躍できる選手を見極める眼力が育ったんだろう。今、常勝軍団になりつつあるカープ。その原点はこの木庭さん達のスカウト活動にあるといえる。あえて言うなら、スカウト稼業にも光と影が存在しているわけで、その影の部分も読んでみたかった。2017/09/30

ライアン

5
ドラフト会議があったので数年ぶりに再読。70年代後半から80年代にかけて黄金時代を築いた広島カープにあって数々の名選手をスカウトした木庭教さんのお話。優しさと厳しさを併せ持ち人間味溢れる人ですね2013/10/26

やまゆ

5
スカウトって大変な仕事。人の一生を左右するしね。もう少し時系列のほうがわかりやすかったかも。でもいろんな選手の横顔は垣間見えて良かった。2012/11/04

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