内容説明
十津川警部は、暴力団組長の殺人罪を立証する重要な証人を、札幌地裁に護送することになった。タイムリミットは、深夜零時! 組員たちは、悪徳弁護士佐伯の指示に従い、証人の暗殺を狙う。折からの航空ストのため、東京から札幌へは、乗り継ぎが必要となる。東北新幹線、在来線、青函連絡船、車、チャーター機――追われる側となった十津川と佐伯の虚々実々の攻防!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
浅木原
4
ヤクザの殺し屋に狙われる証人を札幌まで護送せよ! というタイムリミットサスペンス。木内一裕『藁の楯』みたいな話ですね。十津川ものだけど、追っ手のヤクザ側の視点が多いので、読み口は『聖夜に死を』とか『けものたちの祝宴』とかあのへんの感じ。わりとバカスカ銃を撃ち合ってヤクザ側はどんどん死んでいくし、この荒唐無稽でガバガバな感じは昭和の刑事ドラマ的なイメージが。シチュエーションのサスペンス性以外に何もないあたりも『藁の楯』っぽい。2時間のアクション映画見るつもりで果てしなく大らかな気持ちで読むものですね。2016/04/20
義輝仮面
1
【★★★★★】重要参考人を東京から札幌まで殺し屋達の魔の手をかいくぐりつつ送り届ける!いやぁこういうノリは好きですよ。十津川警部と佐伯の裏のかき合いが見ものです。佐伯は他の作品でも出てくるのかなぁ・・・結構ヤバイぜこの人。 2017/07/03
ナツメッグ☆
1
「本の雑誌」2月号の「西村京太郎の10冊」で取り上げられていたので読んでみたが、見事裏切られた。これほどつまらないとは思わなかった。十津川、亀井善玉の人間造形も佐伯ほか悪人のキャラの書き込みが全然なっちゃない。こんなののどこが面白いの。やっぱり西村京太郎はつまらん。2013/01/25
珠算3級
1
こういう系が好き。2012/04/16
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
0
1998年 9月18日 初版2015/09/06
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