内容説明
一年半前、ジョージーナは純粋に愛し続けていた恋人アレックスを、いとこに奪われた。家族、親戚、友人はみんなこのことを知っている。アレックスといとこの結婚式当日、ジョージーナはエスコートの男性を雇った。そうでもしないと、この結婚式は乗り切れない。現れたのは思いがけなくゴージャスで知的な男性カラムだった。なんとか苦しみに耐えて列席し、ワインを飲みすぎたジョージーナは、気がつくとカラムと二人、ホテルのベッドにいた。アレックスとだって、こんなに奥底から欲望がわき上がってきたことはない。雇っただけの赤の他人カラムに、身をよじるほどのうずきを覚えるなんて。ジョージーナはその夜、一生分のはめをはずし、あとになって妊娠を知る。ところが、カラムの正体がわかったとき、混乱と恐怖がジョージーナを襲った。これは幻覚でしょう?悪夢でしょう?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
19
タイトルの結婚式はヒロインのいとことヒロイン元恋人のもの。母が恋愛体質で恋に臆病なのに何故か男性からは色香で仕事をとるように思われて気の毒。ヒーローは思い込みが激しく言いたい放題。初対面で偽名を使ったのは卑劣じゃないか?伯父が残した会社を畑違いだからと適任者を見つけて本来のワイン造りに戻る機転は評価出来るけど。嫉妬に目が眩んでヒロインに酷いこと言った自身を悔いて平伏しなさい。どうなるんだろうと心配していたら、ラストあっさり解決して拍子抜け。この作家さんは好きな作品とそうじゃない作品に別れるけどこれは後者。2022/09/09
くろうさぎ
0
エスコートを頼んだら、違う人が来た。2009/02/18