内容説明
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比較文学の基本的な考え方を様々な作品解釈の実例を示しながら、分かりやすく説いた比較文学概論である。従って、大学での教材としてだけでなく、講義案作成の見本として、また一般読者には楽しい読み物でもある。
目次
比較文学の原点-芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を例に
文学研究の歩みと比較文学
文体分析と作品解釈-上田敏「やまのあなた」のリズム
伝記的事実と作品の理解-幸田露伴「白芥子句考」
短篇小説の特徴-『デカメロン』その他
メールヒェンとお伽話-児童文学の父 巌谷小波
お伽話から童話へ-浜田広介の開いた世界
枠物語の系譜-『千夜一夜物語』その他
文学研究法のいろいろ
日本の説話-昔話と伝説、ハーンによる再話など〔ほか〕