内容説明
蛇は嫉妬するのか?情事の後、ザラザラという奇妙な音で目を覚ますと、部屋のあちこちで大蛇が動き回っていた。その一匹が鎌首をもたげ、私の眼前に??。蛇使いの女性との情交を描く表題作や、サド、マゾ、フェチ、女装、のぞき、痴漢、スワッピングなど、著者のまわりに集う一風変わった性癖をもつ男女の喜怒哀楽。
目次
アナコンダ
生首奇談
切腹
名器について
女とふんどし
交尾屋
ホームポルノビデオ
肉の俗称
SM怪談
蒸発〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニコラス@ケンジ
1
鬼六先生なので やっぱり性的な変態のエピソードだらけなんだけど 時折そっかぁと思える哲学もあったり 切腹同好会みたいなのすごかったな。 鬼六やっぱりエッセイも面白い。 最後のキリマンジャロ踊りめちゃくちゃ笑った2023/04/20
とんこ
1
古き良き昭和エロス。といっても20年前読んだ時すでに古かったので、時代の違いを楽しみながら読む。初出の頃はすごくショッキングな内容だったんだろうな。エロですが、コミカルなエッセイです。
tuppo
0
明らかなエロ創作を実話風に綴るやり方がちょっと時代を感じる語り口とあいまってよい具合の滑稽さをつくっていてたのしく読めます。確信犯的に自分は良識派だと繰り返しているあたりがどうも落語めいていて古いんですかね、でも古くとも面白いものは面白いです2012/09/04
towerofthesun
0
ストリップ女優が部屋におき忘れたニシキヘビと深夜格闘する表題作「アナコンダ」、切腹愛好家の奇態を描いた「切腹」、精神を病んだ編集者が同僚の名を騙って取材に来る「SM怪談」、三浦半島の漁村の愛人たち一幕を切り取った「出船の港」、探検資金のカンパを募るため性交を見せるカップル「キリマンジェロ登山隊」…など、性の変人たちを巡るエッセイ集。スポーツ紙などに掲載されていたものを集めたというだけあり、気軽に読めるが後味は悪くない。2023/08/31
Swanky13
0
17冊目2020/03/13
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