内容説明
江戸時代初期、駿河国(現在の静岡県)。十一歳の岩次郎は寺で地獄の話を聞き、ただならぬ恐怖にとりつかれた。それは少年の繊細な心を苦しめつづけ、彼は十五歳で出家する。僧名、慧鶴。慧鶴は悟りを求めて各地を遍歴、修行に骨身を削る。そして二十四歳の春、ついに悟りの大歓喜が訪れたが……。「大悟十八度、小悟数を知らず」――現在に伝わる公案禅を大成、名僧を育て、禅の民衆化に尽力して臨済宗中興の祖となった白隠慧鶴の生涯。
目次
1 少年時代
2 修行時代
3 悟りへの道
4 白隠誕生
5 地獄極楽のありか
6 未来に向かって
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
49
地元の図書館がやたら推しているので。「駿河には過ぎたるものが二つあり 富士のお山に原の白隠」と、富士山と並び称せられるほどの人らしい。本書は、そんな白隠禅師のマンガ伝記。若い頃から優秀で、すぐに悟りを得て得意になっていたところへ、お師匠さんから「お前のは穴蔵禅じゃ」というきついツッコミ。その後、苦労を重ねて大悟を開き、その後は、一般人でも禅の教えが分かるよう、膨大な量の禅画を遺した。これがゆるふわな画風で楽しい。幕末に山岡鉄舟が白隠禅を学んだとのことなので、かなり興味が湧いてきた。2017/08/06
さっちゃん
0
漫画もいいけどあとがきもとても良かった。 白隠禅師の教えは理不尽な世の中を生きる支えになる。
ぽけっとふくろう
0
穴蔵禅。2013/12/30
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