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内容説明
超現実主義の仁希と謎の多い多国籍家系の友理。幼なじみのふたりは12年前に助けた精霊から自由に時間を超えられる指輪をもらい…。コミックス未収録の連載原稿も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
40
花ゆめ掲載時以来の再読。なんか連載時は休載したりグダグダだったような気がしたが、まとめて読んだら何のヨレもなく面白かった。チェーザレのエピソードだけで終わってしまって惜しい。いろんな時代に行ってほしかったな~。2015/07/04
せ〜ちゃん
36
★★★★ 花とゆめコミックスでは未完だった作品が、文庫版で完結♡ 一冊表題。 ノームのグノーシスから指輪(キング・ソロモンズ・リング)をもらった幼なじみの高校生2人が、タイムスリップをして色んなところへ♪ 恐竜時代に行って風邪菌ぶちまけてきて、次は15世紀のイタリアへ…。抗争の真っ只中にいるのでなかなかシリアスな内容だったかと。2017/08/13
なるみ(旧Narumi)
30
高校生の頃、どっぷりはまった川原泉さんの未読の作品を図書館で見つけて読んでみました。縁あって助けたドワーフから授けられた指輪で過去と現在を行き来する幼馴染の男女2人の高校生。ここでチェーザレ・ボルジアががっつり登場するとは知らなかったので、勉強がてら読みました。ちょっと難しかったですが、久々の川原ワールドはやっぱりすてきでした。2023/02/01
るぴん
30
川原泉再読祭り⑤中近世の世界史好きにはたまらない1冊!ボルジア家の兄妹が美しい〜♡別の時代の別の国の話も読んでみたかったなぁ。2017/07/23
あなほりふくろう
18
もっといろいろ旅させたかったろうが結果的に川原版チェーザレになってしまったタイムトラベルもの。チェーザレとルクレツィア、報われず救われない兄妹愛の物語。友理と仁希、あくまで傍観者という無力な存在であり、やるせない思いは確かにあるのだけどそこまで切なくならないのは、二人とも与えられた状況の下で出来ることをなした上で、諦観として起こった事を飲み込んでいるからなのだろう。だから淡々と振り返る、でも何も思わない訳じゃない。この余韻は川原作品に共通するもので、だから川原作品はどれも面白い。2013/09/15