内容説明
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「夢千代日記」「花へんろ」などの著作が描いた花の世界の華麗なる舞台と人間ドラマ。昭和の華道史を通して、戦後日本の虚像と実像、社会と文化を浮き彫りにした筆者入魂の新田次郎賞受賞作!!
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目次
第1章 向日葵
第2章 薔薇
第3章 桜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキコ
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戦後のいけばなの世界を書いた小説。「前衛いけばな」を知りたくて手に取りました。ノンフィクション8割、フィクション2割で、登場人物は実在の人々です。現在の三大流派となっている池坊・草月・小原の生き残りをかけた「戦い」と、当時模索していったいけばな作家の「生き様」を知ることができる一冊です。勅使河原蒼風、小原豊雲、池坊専永、安達潮花、中川幸夫などの人柄を垣間見ることができます。2015/07/08
たつや
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新田次郎文学賞受賞作品。戦後の生花華道の流派を巡る昭和史ノンフィクション。戦後復興とともに一大ムーブメントを起こした華道。華やかではあるが、流派の対立、跡取りを巡る親子での確執など人間ドラマが印象深く引き込まれる2021/11/27