角川ホラー文庫<br> 仄暗い水の底から

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角川ホラー文庫
仄暗い水の底から

  • 著者名:鈴木光司
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041880029

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内容説明

巨大都市の欲望を呑みつくす圧倒的な〈水たまり〉東京湾。ゴミ、汚物、夢、憎悪……あらゆる残骸が堆積する湾岸の〈埋立地〉。この不安定な領域に浮かんでは消えていく不可思議な出来事。実は皆が知っているのだ……海が邪悪を胎んでしまったことを。「リング」「らせん」「ループ」の著者が筆力を尽くし、恐怖と感動を呼ぶカルトホラーの傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

91
短編集だったのか。面白い。「浮遊する水」が怖かった。absintheは、ちょうど今子育て中で娘が6歳。かなり境遇に引きずられた感が…。ほかの作品も怖い。「穴ぐら」が印象に残った。2016/10/22

hit4papa

76
東京湾周辺の水にまつわる作品が収録された短篇集です。カルトホラーと銘うっていますが、ホラーだけじゃなく、ちょいといい話やミステリ仕立ての話もあり、バリエーションは豊か。往年のモダンホラーを思い起こします。アパートに越した母子が体験する不思議な出来事「浮遊する水」は、ゴーストストーリーとして映画化されましたが、原作の方は世にも不思議な物語テイストです。うだつのあがらない役者の舞台裏の出来事「ウォーター・カラー」は、意外な結末が印象的。絶体絶命のケイビング「海に沈む魚」は、やわらかな感動につつまれる作品です。2018/06/10

itoko♪

72
東京湾を舞台にした、水に纏わるホラー短編集。『浮遊する水』は、 黒木瞳さん主演映画『仄暗い水の底から』の原作。かなり前にレンタルビデオで観て、怖かったのを覚えていた。この原作では推測で終わっていたけれど、映画では…。仄暗い水の底には、何が潜んでいるのか…世の中には知らないで済む方が、知らない方がいい世界が確実にあるのだ。2015/08/30

みっぴー

62
水が無くては何者も生きてはいけない。しかしその水がもし……"水"にまつわる怖い話の短編集です。貞子でお馴染みの作者ですが、実は初読みでした。怖い話より、気持ち悪い話が多かった、という印象。⬛浮遊する水ーーこれはへヴィー級の気持ち悪さ。私もきっと引っ越します。⬛漂流船ーー誰もいない(はず)の豪華な船に1人きり。。。設備も快適ヤッホー!……!?Σ(゚Д゚;)⬛夢の島クルーズーー水と子供、最恐の組み合わせ。ーーそしてこの表紙である。2017/07/21

坂城 弥生

56
映画の予告のイメージがすごく強かったんだけど、一つの話じゃなく「水」がキーワードになっているホラー集という感じだった。2020/12/30

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