内容説明
北海道・層雲峡で、落石事故に見せかけた殺人事件が発生! 容疑者が知人の中岡啓介と知り、北アルプス山岳救助隊員・紫門一鬼は愕然とした。中岡と被害者の守屋亮は恋敵であったというが……。さらに、かつての山岳事故で、中岡が恨んでいたという堀込浩和の死体までもが、谷川岳で発見された! 壮大な層雲峡―谷川岳殺人ライン。人間の暗部を抉る傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LaVieHeart
4
近々、大雪山への山行予定があるので読んでみた(笑) 山岳救助隊探偵?・紫門一鬼シリーズの2冊目との事。冷静ながらも人情味溢れる、なかなか魅力的な男性であるが故のラストに、ちょっとクスッとなる。 古めの火サスを見てるかのように淡々と事件が進んでいき、淡々と新たな事実が判明していくさまに、続きや結末が気になって仕方ない。大雪山行に行ったら「ああ、ココで守屋が殺されたのか。。。」とかなりそうな予感(笑) 「山で知り合った友というのは、たびたび一緒に山行をするから親しいのではない。」の下り、めっちゃ分かるわー。2024/06/16
Giyaman Teialuji
3
一気に読める。なかなか良いよね紫門一鬼(^o^);2016/08/28