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内容説明
日本人にとって、神はどこに存在しているのか。三輪山、熊野の森、木立にかこまれた伊勢神宮、出雲平野など、「聖地」の風景は何を物語るのか。キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教など、各地の宗教世界のフィールド・ワークを続ける著者は、日本人の進行を形作ってきたのは、「アニミズム的生命世界」であるという確信にたどりつく。自らの足と深い思索から、日本的信仰の風土を描き出す「実感」の比較宗教論。
目次
第1章 風土に生まれる神
第2章 霊魂信仰と神仏習合
第3章 海と山の宗教が語るもの
第4章 日本人の自然観・宗教観
第5章 アジアのなかの日本の神と仏
第6章 宗教のゆくえ・生死のゆくえ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデキ
37
今まであまり考えてこなかった自然の中の神様について延ばられています。 ちょっと、視点が、面白かったです。 と同時に今まで記紀の視点に囚われて しまったなあと思いました2023/10/11
mittsko
3
良書。感覚で分かり切ったことを、言葉にし整理してくれている。授業でもぜひ使いたい。しかし…決定的な不満!既成の概念ばかりをなぜ使うのか。著者の問題意識はきわめて鋭い。いま宗教論にとって最も重要なところに刺さっている。なのに、それを記述・説明・体系化するのが、相変わらずの「宗教」「一神教/多神教」「アニミズム」等々の概念ばかり。これではいけないはず。コトバのレベルにこそ考察の主眼をおき、《日本》というたしかに特殊な(特別、ではなく 特殊な)場所から、世界の観方そのものを揺るがしてくれたら、と思った。2011/12/01
misui
3
日本人の宗教観では神も仏も人間と同一の地平にあり、その大元には自然観が宗教観に昇華したところからアニミズムがある。ってそんなのはわかりきってるよなぁ……。途中から判で押したような日本・自然礼賛のお説教になった。つまらない。2010/06/01
まっさん
2
日本ってのはなんて贅沢なんだろう。神だけでなく仏も…しかも同列にいて、一神一仏でなく外にも内にもいる。無宗教たる所以だなと感じた。無意識に自然とその中にいられるんだから感謝しなけらば。2012/09/28
kinonis
2
読むのに相当時間かかった。読みにくい。内容は明確な宗教を持たない日本人論という意味あいが強い。神はどこにいるのか、など。悪くはないが個人的に読みづらさが否めない。2011/12/07
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