内容説明
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奈良時代の太宰府、そこは大伴旅人や山上憶良ら第一級の文人たちが宮廷の拘束をはなれて、真に自由な文学活動を展開した地であった。主に憶良の和歌や漢詩などを取り上げつつ、「筑紫文学圏」について考察する。
目次
第1章 憶良の生涯(閲歴と作風素描
筑前守以前
初代筑前守の可能性)
第2章 憶良歌の形成(「鳥翔成」歌
「日本挽歌」の標題
子らを思へる歌 ほか)
第3章 憶良と旅人・家持(老病死の意識
名と孤の意識)