おみやげ 贈答と旅の日本文化

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おみやげ 贈答と旅の日本文化

  • 著者名:神崎宣武
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 青弓社(2014/03発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787231338

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内容説明

神と人、人と人とをつなぐ証し──おみやげ。祭りの神人共食を起源とし、什器・食品・薬品・玩具など、時代とともに変化してきたおみやげに光をあて、観光業・運送業の発達をも視野に入れながら、そのやりとりに込めた人々の想いをたどる。
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目次

まえがき──「みやげ探し」へのご案内「手みやげ」の章 饅頭持ってご機嫌伺い 「宮笥」と「おかげ」 供えものと「おかげ」の分配 カミとヒト、神酒と盃事 飯・酒・餅と米の霊力 餅による生命の再生 嫁の餅、婿の餅 器からみた贈答慣行 餅がいったりきたり 砂糖の贈答と「砂糖ぶるまい」 餅から饅頭へ、供饌から手みやげへ「旅みやげ」の章 見送る友に不義理はできず 難儀だった芭蕉の旅 規制もものかはの寺社詣で 湯治場では「骨休め」 近世庶民の二つの財布 装置系の整備と制度系の発達 あなたまかせの伊勢参り 手ぶらでは帰れない旅のしくみ 名物は食うものにして残すものにあらず 歩く旅の荷は軽量がよろし 売薬もまた手頃なり 江戸期の宅配便事情 汽車に乗っての「観光旅行」 文化の饅頭、文明の絵はがき 海外旅行もあなたまかせ 「みやげ話」をもちだせ、もちこめあとがき主要参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナクマ

23
地域の風土を織り込んだ物語性を感じるもの「もらった人がありがたがる名分がつきまとうもの」私の好きな土産です。◉手みやげ_神をもてなす供え物に対して〈おかげ〉の分配。お供え=コメ(酒、餅)、砂糖の延長に饅頭が登場。◉旅みやげ_庶民の旅は江戸中期。寺社と温泉。「庶民にとっては(相互扶助する)ムラが大事」デダチ・タムケへの返礼は必然。初穂=祈祷料への答礼は神宮大麻。ほかのメインは軽くて運びやすい手工芸品。例えば生薬、御守り、和紙、うちわ、楊枝・しゃもじ・つげ櫛など。◉観光みやげ_明治以降のページ数は少ない。→2023/04/02

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