内容説明
王様だって、楽じゃない。華麗なる生活と、悩み多き現実と。受難の20世紀を生き抜いた世界の王室の姿を、時代の流れの中でリアルに描く。
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目次
第1部 世界の王室は、いま(秒読みに入った?王室“最期の日”―英国 絶頂期のプミポン国王に迫る不気味な予言―タイ 奇跡の復権を果たした“真の国王”―カンボジア ほか)
第2部 よみがえる王朝の幻影(悲運のツァー、ニコライ二世の“復活”―ロシア 欧州の精華ハプスブルクの復権―オーストリア 現在と共鳴するラスト・エンペラーの呪い―ドイツ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんき
4
ヨーロッパ・中東・アジアの王室がどのように二十世紀を生き抜いたか、もしくは消えていったかが描かれる。1997年の発行なので少々古いけれど、二十世紀という時代を君主制という切り口で捉えてみるという発想が面白い。2009/07/06
siomin
0
1996年刊行。このときに現存した王室についてわかりやすく解説。 現在まで残る王室は30弱。絶対的な権力を握るところから儀礼的な扱いのところまでいろいろですが、どこも維持するのはたいへんなようです。国民からの支持を失えば存続の危機さえありますし、後継問題は頭の痛い話です。 書籍の中で指摘されていることだが、王室がある国のほうがえてして安定しているとか。ドイツにしろロシアにしろ、王室が崩壊した後のほうが不幸といえますし、政治(家)が不安定でも王室があれば国民は安心できる国もあるとか。どこぞの国もそうかもね。2014/07/05
Lyku
0
12年前なので今とは多少違う所もあるけど、近代になってからの王政の難しさが何となくわかった。出来れば今現在の世界の王室状況も見てみたい。2009/09/18