角川文庫<br> 君はおりこうみんな知らないけど

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角川文庫
君はおりこうみんな知らないけど

  • 著者名:銀色夏生
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2014/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041673300

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内容説明

<b>※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。</b><br/><br/>【写真詩集】人の心はよくわからない。人は変わるのだろうか。人の心はそれぞれだ。人はどうやって人の中で自分を知るのだろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

73
【再読】断片であり、全てであり、記憶と想いと恋心をほどよく混ぜ合わせたことばたち。どよめきやざわめきからは、少し距離をおいて、ほどよい加減で心の隙間に入ってくる。まるで、心地よい風のように、ぽっかり空いた心の穴を通り過ぎていく。客観的事実、普遍的事象、どちらも受け止め方次第で意味が大きく変わるのは、なぜだろうか。ことばに打ちひしがれることもあれば、うれしさのあまり、涙してしまうこともある。こういうとき、僕にとって銀色夏生の詩は、なくてはならない唯一無二の存在と感じるのだ。2013/09/02

おくちゃん👶柳緑花紅

51
やっぱり銀色夏生さんは好き♡今日読んで良かったなぁと、しみじみ。ドキッとしたのは「でも、それであなたは平気なの」写真もとっても素敵で心に訴えてくる。銀色さんに励まされ、包まれ、安心を頂き、そして叱咤してもらえる。今回はピシッと背筋を伸ばされた。2014/01/28

ユカ

46
中学生の頃、一つ上の従姉妹に銀色夏生さんの本を教えてもらって、夢中で読みました。恋と失恋を覚えたてで、彼女の写真詩集がど真ん中で、大好きでした。大人になってずいぶん経ち、本屋さんで見かけて久しぶりに読んでみました。少し薄暗い写真は今も変わらず好きだけど、詩は経験を積んだ者だから感じられるものがありました。実家に帰ったときに、他の本を探して持ち帰ろうと思います。あの頃とは違う感覚で読めそうで、また楽しみができました。人の心は、なぜ変わっていくのだろう。愛は、なぜ増えたり消えたり変わったりするんだろう。2018/02/12

優希

41
何かを受け止めようとするような、そんな印象を持ちました。他人から見た「君」、自分の心と向き合うような、そんな言葉がちりばめられています。好かれたり嫌われたり、目立たないけれど惹かれたり、そんな人たちの中に心の奥に何かを持っている人もいます。そんな心の奥の襞を美しく言葉に表現していると思いました。静かに、向き合うようにして読みたい、そんな感じです。誰も知らない「君」の姿に自分の知らない「私」もいるような気がしました。どうしてこんなに真っ直ぐに入ってくるのかと思わされ、また一歩進みたいと感じました。2014/07/12

masa@レビューお休み中

34
なぜか知っているような気がする。どこかで見たことがあるような気がする景色。いつかその想いを味わったような気がする言葉。既視感ともとれるし、記憶の断片を掠ることで喚起される感情ともとれる。抉られるような痛さはないけれど、掠った傷はヒリヒリとした感覚を伴う。それが、得も言われぬ心地よさとなるのかもしれない。2012/03/06

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