江戸情話集 - 傑作時代小説

著者名：岡本綺堂

光文社（2014/02発売）

• ISBN：9784334718190
• NDC分類：913.6

内容説明

三代将軍家光の供をして京へ上った菊地半九郎は、一夜、祗園に遊び、その夜初めて店出しの初心（うぶ）な遊女お染に惹かれた。毎夜のように通いつめる彼も、いずれは江戸へ帰らねばならぬ身の上。やがて別れの日は迫り、追いつめられた二人の行く手には苛酷な運命が……（「鳥辺山心中」）。浮世のしがらみを振り切って、恋に命を賭ける男女の情をこまやかに描いた情話集。全５編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[佳乃]

最期の「両国の秋」が一番好きかな。かと言って再読はしないなぁ。

2016/08/26

[ポメ子]

生めかしいお話が多い。実際の藤枝外記の心中事件が、「箕輪心中」に描かれている。江戸時代の男女の交流が垣間見れた。風景描写も美しい。また折をみて再読したい。

2018/11/13

[ぶん]

両国の秋と箕輪心中が好きでした。歌右衛門さんが演じたのは林之助かなー

2015/03/15