内容説明
劇場版アニメーション公開決定！
愛媛・松山市の高校を舞台に繰り広げられる
女子ボート部員たちの熱い青春。
【第4回坊っちゃん文学賞受賞作】
女子ボート部を立ち上げ、
初心者ばかりの部員たちと部活を楽しむ悦子は、
試合で敗けたことにより、心に変化が芽生える。
「がんばっていきまっしょい」
この掛け声とともに少女たちがひたむきにボートに向き合い、
奮闘する姿が胸を打つ青春小説の傑作。
本作品は、主演・田中麗奈で1998年に実写映画に、
2005年には主演・鈴木杏でテレビドラマ化されている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だるちゃん
7
がんばっていきまっしょい！このタイトルの響きが好きで、手に取りました。純度100パーセントの青春小説で、登場人物達がうらやましかったです。希望が溢れた終わり方で、話の続きが気になりました。2019/09/27
はじめさん
6
ショイ！ 令和7年4月26日（土）20:30- 「がんばっていきまっしょい」でオンライン読書会を開催します。うららかな春、青い海に漕ぎ出そう。オール メン ゲット オール！ https://bookmeter.com/events/243052025/04/14
プチライス
5
「ひがしこー、がんばっていきまっしょい！」「ショイ！」「もひとーつ、がんばっていきまっしょい！」「ショイ！」かけ声が聞こえてきそうな、松山東高校女子ボート部の物語。ハードな練習、熱い友情、ほのかな恋心、受験勉強、修学旅行の夜。「十六歳から十八歳までの約千日間は、命が凝縮された眩しいほどの輝きを放つ、純粋で濃い時間」であったとしても、「カッコ悪くてたどたどしくて」、大きな奇跡は起こらない。だからこそ、愛おしい。「大人の階段は昇るというより、深い地下室におそるおそる降りていくような感じ」というのもわかります。2012/06/30
Tomo I
4
kindleにて。女子ボート部員たちの熱い青春。作者のデビュー作でもあるためか、淡々と余計な描写無しに進んでいく感じ。まるでノンフィクションのよう。合宿とか、懐かしい響きだなー。 2018/11/20
神在月
4
映画は多分公開当時に観てる。主演の田中麗奈って変わった顔立ちだなぁと思ったら、あっという間にきれいになっていったのでびっくりした印象しかない。これって坊っちゃん文学賞だったのか～。著者と俺は同世代だ。「16歳から18歳までの千日は命が凝縮された眩しいほどの輝きを放つ…」本当にその通りだと思う。女子ボート部に捧げた青春を真正面から何の衒いもなく描いたド直球青春小説の永遠の輝きの前にその時代を浪費してしまった俺は忸怩たる思いにとらわれながら読んだのであった。2018/10/15
