内容説明
江戸下町の「かかし長屋」は、近在の証源寺の先代の住職が御上の了承を得て築いた人情長屋。盗賊から足を洗った勘助は、長屋の人々の厚い人情に囲まれて、扇職人として更生したのだった。だが、あるとき昔の仲間が現れて…。心温まる時代長編。第六回柴田錬三郎賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あられ
1
面白かった。一つ起こった出来事が次を生んで、中心人物を替えながら話が進んでいく…この時代の長屋生活も垣間見れ、人と人が助け合って生きていくというのはこういう状況なんだろうか…個人主義が強くなった今の日本というが、この時代もどうしてどうして人それぞれ気ままに生きているように感じた。山本周五郎、池波正太郎、司馬遼太郎…数知れず時代小説、歴史小説を書く人がいるが、負けない魅力のある一冊だった。映像化はされていないのだろうか?2018/02/02
snowflake
0
親を見捨てて自分だけ栄えるようなことを許す世間ではないのだ。2019/09/18
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