祥伝社文庫 北アルプス 爺ヶ岳の惨劇

著者名：梓林太郎

祥伝社（2014/02発売）

• ISBN：9784396325060

内容説明

北アルプス爺ヶ岳で発見された遭難遺体。男の死に殺人の臭いを嗅いだ道原刑事は、男の自宅で不審な手紙を見つけ、差出人を追った。だか執念で割り出した北海道に住む看護婦の女は三年前、「本州の山に登る」と言ったまま行方不明になっていた！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヨーコ・オクダ]

道原伝吉シリーズ。爺ヶ岳で見つかった男性の遭難遺体に疑わしい点が…とのことで、県警本部捜査一課から直々に伝さんへのヘルプ要請。後に殺人事件と判明し、伝さん＆伏見のいつものコンビで捜査に加わることに。所持品をたよりに男性の身元、勤務先、自宅、交友関係、登山歴…とジワジワと集まってくるパズルのピースたち。そこで引っかかってきた元カノらしき女性の失踪事件。そして、その彼女の元カレ周辺のアヤしい動き。謎解きのきっかけになるアヤしいポイントの絡め方が絶妙で面白い。山岳小説にあまり興味がない人でも問題なく楽しめる。

2019/08/08

[micky]

久しぶりの山岳ミステリー、とくに山中、登山のシーンがあるわけではありませんが、このシリーズはいつも楽しく読めますね。

2023/12/09