何者

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何者

  • 著者名:江戸川乱歩【著】
  • 価格 ¥330(本体¥300)
  • 東京創元社(2011/10発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 75pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488401153

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内容説明

《何者》 夏の夜、宴の興も醒めやらぬ頃、陸軍少将邸に轟いた銃声。惣領息子が重傷を負い、書斎が荒らされ、敷地外へ続く足跡は古井戸でぷっつり。被害者の父親、許婚から老僕、来客に至るまでが怪しい素振りを……。乱歩作品の中でも一と言って二と下がらぬ本格仕立ての秀作。《暗黒星》 明智小五郎は焦燥に駆られていた。赤煉瓦の洋館に住む凄艶な美少年伊志田一郎の身が案じられてならない。その折も折「先生、早く来てください」とSOSが。インバネスを翻し、伊志田一家を順々に仕留めていく黒覆面の怪人は、名探偵をも病室に追いやって……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

151
★★★☆☆ 中編2編を収録。 『何者』は乱歩にしては珍しくストレートな推理物。二転三転する事件の真相とハウダニットも楽しいのだが、事件それ自体より『何者』というタイトルの秘められた意味が面白い。 『暗黒星』は『魔術師』や『悪魔の紋章』と似た復讐譚。真相も分かりやすいし、ドキドキ感もあまりなく、個人的には乱歩のワースト作品だと思う。 2020/04/04

ehirano1

79
これは面白い!特に表題作が良いです。時間を忘れて楽しめました。ゴロゴロ転がされますがこれがまた快感ですらあります。やっぱりこういうのは読者の推理を打ち砕いてなんぼなのかもしれません。2022/12/30

coco夏ko10角

24
『何者』これ推理ものとしてなかなか。タイトルもいい。 『暗黒星』こちらは他レーベルで既読。雰囲気はいいんだけど、犯人の途中の過剰な感じというかなんか引っかかるんだよなぁ。2021/07/11

ホームズ

18
『何者』『暗黒星』共に犯人は分かりやすいですね(笑)同じようなパターンで(笑)それでも面白いし楽しんで読めました(笑)雰囲気が良いですね~(笑)色々と古い感じもありますけどね(笑)『少年探偵団』シリーズで怪人二十面相相手に戦っている明智小五郎も好きですがこうやってシッカリ探偵をやっているのが良いですね~(笑)2010/12/18

特務機関NERV 神戸支店 法人営業課長

13
「何者」「暗黒星」の二編収録。昔読んだはずなのにキレイさっぱり忘れてて、新鮮に楽しめました。乱歩自身が語るように乱歩テイスト薄めのストーリーはこれまた楽しめます。創元推理文庫版は当時の挿絵がまたいい味付けで。特に「何者」の挿絵・松野一夫さんの場面によって使い分けられている画風・タッチの工夫にただただ感動、にやにや笑みがこぼれます。挿絵まで込みで、これぞ乱歩作品といった逸品です。 2016/07/17

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