内容説明
死に体になっている日本の学校を生き返らせるには? 著者の“学校の原風景”から始まって、“学校を内側から再生するため”の提案、子ども・若者たちの“自分探しの旅”をへて、教師・教育の再生をもたらす“癒し”や“ケア”の教育原理を明らかにする。
目次
プロローグ◎死者の声をきくことI……学校の物語 学校の原風景から 個人的断章 授業というストーリー 教室の周縁から 「個性化」幻想のゆくえ 学校改革の深層II ……学びの共同体へ 学校を内側から再生するために 小さな共同体への再編成 提案・学びの共同体へ フレネ教育とリテラシー革命 文化の媒体者としての教師 “ヘンなおじさん(おばさん)”の学校改革論III……自分さがしの旅 若いママたちのハッピー感覚 サンリオ・ピューロランドをウォッチング 空を悟るということ 再生へのエチュード イニシエーションを失った若者たち オウムの身体が語るものIV……教育再生 教師たちの燃えつき現象 失われた声を求めて ケアリングとしての教育 学校再生への指標 〈癒し〉としての教育 脆さから出発すること