中公新書<br> 原爆神話の五〇年 すれ違う日本とアメリカ

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中公新書
原爆神話の五〇年 すれ違う日本とアメリカ

  • 著者名:斉藤道雄【著】
  • 価格 ¥768(本体¥699)
  • 中央公論新社(2011/12発売)
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  • ISBN:9784121012715

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内容説明

ワシントンのスミソニアン博物館で計画された「原爆展」をめぐって、アメリカでは原爆論争が再燃した。原爆が戦争終結を早め、多くの人命を救ったとする「神話」を考え直そうとする人々が、冷静な議論を提起したのである。結局「神話」の優位は揺るがなかったが、アメリカが持つ自己検証能力の健在ぶりは明らかになった。本書は、全米での幅広い声を取材し、戦後五〇年を経て、なお隔てある日米の歴史観の差の源を探るものである。

目次

1 ロスアラモスの千羽鶴
2 スミソニアンの新風
3 原爆神話への挑戦
4 踏まれた虎の尾
5 原爆神話の背景
6 戦争―退役軍人の記憶
7 原爆「論」許すまじ
8 ロスアラモスの緊張
9 歴史学者の反論
10 原爆チーム五分の魂
11 半世紀の軌跡

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Satoshi

13
オッペンハイマーの日本公演が決定したとのことで、日米の原爆投下の捉え方を整理するために購入。1995年発行という古い新書であるがゆえ、日米ともに生々しい原爆の記憶があり、米国では硫黄島・沖縄戦の犠牲から日本上陸戦を避けるために原爆投下したということが「兵士たちの記憶」としてあることが良く分かった。本書の取材から30年近くたち、Z世代の若者たちは原爆をどうとらえるのか。素晴らしいクオリティの新書。2023/12/24

おらひらお

2
1995年初版。日米互いに歩み寄りを見せない原爆に対する認識をスミソニアン博物館で企画された「原爆展」の顛末を通じて確認したもの。まさしく原爆関連は一国史ではとらえられない問題ですね。日本の平和教育にも活用できそうな1冊。高校生でも十分理解できる内容です。2012/01/16

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