内容説明
船旅の醍醐味はここに極まれり。クイーン・エリザベスII世号、ロイヤル・ヴァイキング・スター号など名だたる豪華船で巡るハワイ、香港、大連などへの船旅紀行。道連れは狐狸庵山人、まんぼう先生と変われども、尽きぬは笑いと怒りの数々。海を愛し、乗り物に胸躍らせる著者のユーモア溢れる痛快エッセイ。
目次
南蛮阿房航路
女王陛下の阿房船
なつかしの大連航路
皇家之星号チャイナ・クルーズ
鯨の処女航海
ガダルカナルさよなら航海記
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっと
7
ブックオフのウルトラセールにて購入。『乗りもの紳士録』を読んだばかりで、同じ著者のノリモノ随筆にお目にかかれるとは、古本をあさっていてこういった僥倖にあずかるのはままある。不思議である。こちらは船旅オンリーで、「鬱のまんぼう」北杜夫、「変人で気むずかしい狐狸庵」遠藤周作ら、おなじみの作家仲間も登場するが、個人的には、船旅(豪華客船クルーズ)をしたことがないので、なにもかもが新鮮である。目的地以外にもいくつも寄港し上陸観光できるし、同じ船員や乗客との邂逅も決して少なくはない。たいへん魅力的な世界なのである。2018/01/04
ジュースの素
4
昭和40年代、QE2や、ロッテルダムの大型客船に乗った話なのだが 作家と言うのは常にはけっこうイイカゲンなんだなぁと痛感。(笑) 平岩弓枝氏やマンボウ氏と母、そんな組み合わせで何度も乗っている。会話や行い?を見ていると可笑しくなる。阿川氏の息子は慶應時代「客船サークル」に入っていたそうだ。私は今までに3度 大きな船に乗ったが、やはり船旅はいい。でも今は 香港やジェノバなど乗り場に行くのが面倒。(笑) 日本から乗りたい。2015/10/01
パカゲニー
1
阿川さんの本、書籍の整理中に出てきて思わず再読、作家たちとの交流して豪華客船での船旅、一度はしてみたい。2016/05/18
Mai K H K
1
船旅のネガティヴな側面についても散々書かれているのに、船旅がしてみたい気分になってきた。阿川さんマジック。2015/08/19
アキヤマ
1
遠藤周作のやりとりがイチバン2013/12/17
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