内容説明
柚木草平は元刑事でルポライター、別居中の妻とのあいだに小学生の娘が一人、時には探偵の依頼もこなす。不思議といい女に縁がある。ある日草平は、スキー場で高校時代の初恋の人、卯月実可子(みかこ)に出くわす。そして……、実可子の姪・佳衣(けい)が、草平に実可子の謎にみちた死を告げた……。人気の柚木シリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背番号10@せばてん。
14
1996年10月12日読了。柚木草平シリーズ。自分はこの講談社文庫版を読みましたが、読メでは創元推理文庫版が圧倒。『既読登録は自分が読んだ出版社のものを』というマイルール破りの誘惑にかられます。1996/10/12
相沢翔子
2
柚木シリーズいいなあ。私は女だし、奥さんに逃げられた女好きの元刑事ではないんだけど、柚木さんが心でつくため息には妙に共感させられてしまうときがある。これを諦念と呼ぶのか、達観と呼ぶのか。もちろん「このオヤジ……!」とイラッとすることも多いですが。ミステリーの部分もおもしろいんだけど、やっぱりこの感じが樋口有介の文章の魅力かな。2016/04/03
msk
1
前作よりも個人的感情が介入して柚木が本気になってる気がする。二作目だからインパクトが薄れてしまうのは仕方がないが、求めていた要素はきっちり楽しめた。ところで途中で気づいたけど、これ二十年前の作品なのよね……。2012/07/20
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1
プロットが毎回同じ? 柚木草平最高。2011/11/28
れじい
0
ハードボイルドとのことだが、女に惚れっぽいというところがうーん。とは言いながらもつぎも読みたくなる不思議。2017/05/02