講談社文庫<br> 聖女の島

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講談社文庫
聖女の島

  • 著者名:皆川博子【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 特価 ¥500(本体¥455)
  • 講談社(2015/03発売)
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  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061857964

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内容説明

砲弾に砕かれて坐礁し、そのまま化石となった巨大な軍艦のように見える孤島に、修道会のつくった矯正施設がある。売春、盗み、恐喝等の非行を重ね、幼くして性の快楽を知った放恣な少女たちが、惨劇の幻影におびえる聖女の下に集められている。そして、あの悪夢が……。謎と官能に満ちた、甘美な長編恐怖小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

120
記憶が後から襲いかかってくるのでそんなものはまとめて燃してしまう。また初めからやり直したらいい。すべてリセットできると私は幼い頃から知っていた。都合の悪いものはすべて窓から捨てて知らんぷりをしてればいいってこと。 耳触りのよいことばを盲目に信じることでお姉さまは産まれました。私を救ってくれるという意義のための存在。うっとりと酔いしれる。なんて美しいお姉さま。焼けた校舎に血の色の夕陽、世界があまりに愛しいいろに染まっていて、今度こそ理想の世界が築けると希望に満ち溢れた。ここは私のための楽園。2020/12/09

HANA

63
修道会が営む孤島の矯正施設。そこに一人の女性が現れた時に…。最初の語り手である修道女の目線から見ると、ここで過去に何かがあったのは明らかであるがそれが何であったのかは判別せず読者はひたすら曖昧な状態に置かれる。それは後半の園長の語りに入ってから一層顕著になり、内部と外部の境界すら曖昧になり、もはや現実なのか幻想なのかそれすらわからなくなりつつある。読者も宙ぶらりんの状態に置かれているが、ただ一つだけわかるのはここが甘美な地獄であるという事だけ。狂気と官能に彩られた著者らしい上質の幻想文学でありました。2025/11/25

mii22.

41
プロローグからすでに出口のない迷宮に足を踏み入れていた。軍艦島のような孤島につくられた修道会の施設に、売春恐喝などにより31人の少女が矯正のため集められていた。事故で3人が死に28人になったはずなのになぜか今も31人いる。はたして死者が混ざっているのか...。ホラーなのかと思いきや、中盤以降はいつもの狂気と官能に満ちた悪夢をみるような皆川ワールド全開の物語だった。夢と現実の区別が混乱しクラクラする感覚を存分に味わい、気がつけばもう迷宮から抜け出すことができなくなっていた。2015/08/27

ちょろこ

40
謎と美と幻想と…の一冊。美しい言葉とその雰囲気にぴったりの漢字を使って表現されていく、とても言葉では説明できない皆川さんらしい幻想世界。吸い込まれるように一気読みだった。人は自分の中の狂気に気づいた時、きっと全てを悪夢に変えてしまいたくなる、悪夢で終わらせたくなる…そんなものなんだろうな。2015/08/30

skellig@topsy-turvy

27
「まるで撃沈された軍艦の様な廃墟島に、修道会基盤の不良少女更生施設がある」―この設定から胸アツだし、期待は裏切られませんでした。お話の視点は施設を統括する女性の語り手に固定され、読者はこの話が現実なのか、語り手の女の夢・妄想なのか、それとも両方が混ざり合った狂気的世界なのか判別する術を持たない。もやもやする一方で、否応なしに終着点まで一気に引きずられていく。誰かが死んだ、気がする。何かが燃えた、気がする―頭がぐるぐる回り、最後は皆川流幻想の大団円。表紙は吉田良さんのお人形です。2015/12/31

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