内容説明
三度目の大学受験に失敗した翔平。敗北感に打ちのめされ、財布まで失う運の悪さ。おまけに見知らぬ女の子には殴られて――。そんな彼の前に突如として現れた弥勒菩薩。まともに信じない翔平ではあったが、菩薩の導きで、ほとけの世界を知る。衆生の悩み苦しみを共有して修行に励む菩薩の姿に、翔平は…。受験生と菩薩の不思議な一夜を描いて、五十六億七千万年後に衆生を救うために現れる弥勒菩薩の意味を考える。
目次
1 挫折
2 未来仏
3 三法の時代
4 弥勒菩薩の修行
5 もうひとつの勉強
ひろさちやのまんだら漫歩録―お礼の言葉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
13
「あぁ、今年も・・・」三浪決定で落ち込む翔平君。財布まで無くし、もはや捨て鉢。公園で途方に暮れている所、偶然出会った見習い看護師に叱咤されます。落ち込む彼の前に現れたのは、なんと弥勒菩薩!翔平君は弥勒菩薩と対話する中で、新たな一歩を踏み出すきっかけを掴みます。-以上、あらすじです。とてもよくできたストーリーです。本書を読めば、不安・不満を抱える人も、頑張ろうと思えるのではないでしょうか。「私自身も修行中の弥勒菩薩なのだ。」そう思えば、不自由な中にも自由を、また、苦難の中から喜びが見つけられると思います。2018/05/27
ルル
8
究極の抽象概念での教えです 裏を返せば何にでも応用が利く(o^^o)2018/06/13