講談社文庫<br> 朱の絶筆

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講談社文庫
朱の絶筆

  • 著者名:鮎川哲也【著】
  • 価格 ¥705(本体¥641)
  • 講談社(2015/03発売)
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  • ISBN:9784061856837

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内容説明

人気作家の篠崎が軽井沢の山荘で殺された。同宿者は秘書、編集者、作家志望者など七人で、篠崎の日頃の傲慢ぶりを考えるとそれぞれ恨みを抱いていたとしてもふしぎはない。捜査陣が七人を調べる中で、次々殺人が発生する。真犯人の巧妙アリバイに挑む名探偵は貿易商星影龍三。本格の巨匠による会心長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

28
星影龍三シリーズ。だけど探偵は最後にちょっとだけの登場(しかも電話出演)。タイトルで重要な箇所や怪しい人物はなんとなくわかってしまうけど、伏線があちこちにあっていい。第一部で容疑者それぞれの語りが、構成も面白い。2020/02/21

うえぴー

14
鮎川長編は初めて。さすがの貫禄でした。読後にタイトルの深い意味に気づき、さらに感服。読者への挑戦状付きなので、フェアプレイも完璧。いやあ全然分かりませんでした。伏線の張り方は完璧だし、容疑者になり得る主要登場人物全員の一人称による前日譚もあって、なかなか面白い構成になっています。2015/11/02

ふう

11
軽井沢の山荘で起こる連続殺人。第一部で容疑者それぞれの”動機”が示されるけど、そこまで被害者が悪い野郎だとは思えず(最後のはさすがに酷いけど)。名探偵・星影龍三(貿易商だったんだw)の推理は論理的で隙がなく素晴らしい…がしかし!とにかく引っかかるのは”あの理由”! いくらなんでもないだろ~上のヤツが外れたとかならまだわかるけどアレは無い。絶対に無いw 電子レンジももうあるっていう時代に(1974年にすでに存在)、あんなことがあってもいいのだろうか(もうこれしか感想が…)2015/06/22

あき☆ブラック・ベア

7
シリーズ3作目らしい。前回1作目を読んでからの3作目だったけど、まずは警察の人たちがしっかりしてる事に感心した。前前作本当に刑事さん達のんきだったから。出だしに誰かをはっきりと明かさないままにABC…ととある人物と関係のある人達が描かれる。そして舞台はその人物の別荘へ。集まる人達がABCさん達と明かされてくる。そして起こる事件。この出だしは好きかな。ただ2部に入った途端にみんな誰だか分かってしまうからその人物を探る楽しみは薄かったけど。犯人はまあ…なんか分かった。探偵さんは相変わらず一方的に謎解きしてた。2022/04/30

ミナミナミ

5
人気作家が軽井沢の山荘で殺された。山荘にいたのは秘書、編集者、作家志望者など7人。普段から傲慢だった作家に恨みを抱いているものも多い 警察が見張る中、次々と殺人が… 名探偵・星影龍三が真犯人に挑む… 「読者への挑戦状」が出てくる本格派ミステリ 前半それぞれの容疑者と被害者との関係を描き そのうえで始まる山荘での一夜。構成が面白いなぁ2023/06/16

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