内容説明
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中学三年生の北沢良一は、ある日、野球部のエースで四番の羽根木徹也に、試合のビデオ撮影を頼まれる。治らない病気で入院中の幼なじみ上原直美に見せるためとも知らずに――。純粋な友情と恋を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koo*
11
漫画『四月は君の嘘』から派生して10年以上ぶりの再読、、だと思う。当時友だちの強い薦めで読んだけど、内容についてはいまいち覚えていなかった。今のタイミングではこの先『四月は君の嘘』のこの作品への繋がりを中心に読んでしまってあんまりいい読み方が出来なかったかな。あまりはまって読めなかったのは、私が歳をとったせいでしょうか(´・ω・`)2015/02/25
fengui
7
毎年夏の文庫フェアで紹介されていて読もう読もうとかれこれ5年位思っていて読んでいなかった作品。 小学生でもなく、なんとなく世界を知っているけれど学校という檻の中に閉じこめられていたヒリヒリとした焦燥感を感じました。 大人になると大変だけど面白いこともあるから、生きていってほしいですねぇ。2015/08/29
白身魚
4
漫画「四月は君の嘘」を読んで、ああ、これは「いちご同盟」のオマージュなんだな、と解釈しこちらも読んでみた。わりと設定がそのままで驚いたけどこういうものなのか…。こっちを先に読みたかった。思春期の溢れる自意識には覚えがある。青春の光だけではなく影も思い出させてくれる作品。2015/06/08
ゆき
3
ガラスのように美しく、儚い物語だと思いました。良一、徹也、直美。三人の心情が静かに伝わってきました。記憶に残る本でした。2015/04/27
ヤナギ
3
未成年に癌を患った彼女との恋愛はかわいそうで涙が止まらなかったけど生命について深く考えさせられた。彼女の強さに少年が支えられた部分が大きかったと思う。2007/06/18