内容説明
○伸び悩んでいる時が人生のチャンスだ!○勝者は泥沼の中から勝ちを見つける○執念が人生の最善手を選ばせる!“史上最年長名人”となった著者が、「泥沼流」人生哲学によって「運」をつかむコツ、人生の勝負所を豊富な体験をもとに伝授する。
目次
第1章 空気の丸い家―二十一歳で名人になった谷川浩司が育った環境
第2章 勝負師にとっての親とは―同日に四段になった二人の弟子の修行時代
第3章 若手急成長の秘密―濁った空気を排除するシステムの重要性
第4章 勝負師を育てた土壌―私の人生を決定した恩人の一言
第5章 勝負と相場と日本経済―空前の大繁栄に向かう経済大国の株と為替の行方
第6章 スランプとの悪戦苦闘―いかにして運気の大底から脱出するか
第7章 人生の最善手、次善手―棋士の目に、企業および企業人はどう見えるか
第8章 大棋士・藤沢秀行の魅力―勝負師における“生き甲斐”の研究
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T K
12
怒らない家庭、今人気の会社は今ピーク。何処に一手を打つのか。そして藤沢秀行さんのエピソードが凄まじい。2015/05/08
澄
11
もっと堅苦しい内容かと思っていたが、読みやすく面白い。名人をとった谷川、羽生の父親はともに怒ったことがないという。なるほど、となっとく。目先のことではなく、先々を読んでどのような一手を打つか。2014/07/06
ひろ☆
7
米長理論。勝負師としての考え方が面白い。今回の本は、米長さんの性格がすごく出ていた。2013/04/06
デビっちん
6
たった一手の差で、勝負の大勢が決まる。「天知る、地知る、我知る」ズルをして金を浮かした分だけ必ずどこかで損をする。誰も見ていないようで自分自身がその行為を見ている。そのことで運も悪くなる。空気が濁っていないか?家の空気が柔らかく丸いと、運も良くなる。「満つれば欠くる。欠くれば満つる」、世の中は波でできている。好調の波に乗ったら、できるだけ長続きさせ、不調の期間はできるだけ短縮しようとする。そのための一手を間違えずに、タイミングを外さないように、普段の運を良くする。2015/09/16
uni
3
これは面白い!正直、あまり期待していなかったのだか、一本筋の通った先達の言葉に、背筋の伸びる思いでした。2014/06/24