内容説明
シャーロック・ホームズは生きている! 百四十歳の誕生日を迎えたホームズは、時折リューマチの発作に襲われることを除けば、今も元気でイングランド南部のサセックスの田舎で悠々自適の生活を送っている……。商社マンとして五年間ロンドンに駐在し、熱狂的シャーロッキアンになってしまった著者が、仕事の合間をぬって名探偵の足跡を追い、同時にホームズの拡大鏡を借りて英国と英国人の素顔を探偵する。
目次
ロンドン・ウォーク
「タイムズ」悩みごと欄から「ストランド誌」へ
ホームズとコナン・ドイル
スコットランド・ヤードと黒い博物館
新天地を求めて―ホームズとアメリカ
バスカヴィル家の魔犬を訪ねて―ダートムア紀行
ホームズと日本武道
シャーロック・ホームズ紀行
ホームズ対レストレード警部―英国人のねばり強さ
ホームズの隠れ家
ホームズの履歴書
事件現場検証旅行
ウインブルドン・ビジネス
シャーロック・ホームズ・パブの仲間たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽま
7
もともとは1988年に出版された書籍『われらロンドン・ホームズ協会員』の復刊版。シャーロック・ホームズに関するエッセイ……というよりも、それに絡んだ英国人の気質考察、といった側面が強い。特に米・加人との比較は、「同じ英語圏の人間」といった大雑把な括りでまとめ勝ちな日本人には新鮮。また、著者ドイル氏についてやホームズのクラブ、事件発生地(と、思われる場所への散策)など、テーマは多岐に渡っている。章毎の量がコンパクトで軽快な文体なので、一気に読み進めることができた。2012/11/27
plum
5
シャーロッキアンとは,シャーロック・ホームズは生きている,と信じている人たちのことである。イングランド南部の田舎で養蜂などしながら,今も元気に暮らしているらしい。著者は商社マンとして英国に赴く。そしてTVきっかけでロンドン・シャーロック・ホームズ協会に入会。ロンドン・ウォークを手始めに,協会主催の「事件現場検証旅行」へ参加するまでになる(さながら読書メーターのコミュニティ活動のよう)。ヴィクトリア時代後期の人の共通項として独善的人間性,ホームズには職人気質をみる。解説は林望さん。2015/06/19
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