「自由宣言」と図書館活動

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍
  • Reader

「自由宣言」と図書館活動

  • 著者名:馬場俊明
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2014/03発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787200174

ファイル: /

内容説明

図書館の資料収集・資料提供の自由、利用者情報の守秘、すべての検閲への反対を謳った改訂「図書館の自由に関する宣言」。高度情報化社会におけるその今日的意義を中心に、具体的事例を織り込みながら多角的な議論を展開する。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

まえがき

1 
 (1)わが国における「図書館の自由」の史的位相──「公序良俗」の思想との関連において
  1 はじめに
  2 「善良ノ書」と「不良ノ書」
  3 「思想善導」教化機関
  4 ファシズムと図書館
  5 戦後民主主義のなかの図書館
  6 おわりに
 (2)「自由宣言」における「知る自由」の法的性格に関する一考察
  1 はじめに
  2 「自由宣言」の成立と改訂に至る背景
  3 「知る自由」の法的性格
  4 「知る権利」とはなにか
  5 情報公開制度としての図書館
  6 図書館におけるプライバシー権
  7 おわりに
 (3)「自由宣言」と山口県立図書館問題──図書館における自主規制
  1 山口県立図書館事件とは
  2 「自由宣言」との関連
  3 問題の本質について
  4 日本図書館協会「図書館の自由に関する調査委員会」の発足


 (1)フィクションのなかの「読書の自由」──「練馬のテレビ事件」から『土壇場でハリー・ライム』まで
  1 はじめに
  2 「練馬のテレビ事件」から
  3 犯罪捜査と貸出記録
  4 『土壇場でハリー・ライス』
  5 おわりに
 (2)「ちびくろサンボ」問題とはなにか
 (3)情報民主主義としての図書館
 (4)図書館とプライバシー
 (5)大学図書館の「公開」とプライバシー保護
  1 はじめに
  2 大学図書館の「公開」の意味するもの
  3 個人情報とプライバシー
  4 大学図書館における個人情報
  5 大学図書館におけるプライバシー保護
  6 むすび
 (6)ランガナタンの五法則による私見──大学図書館の在り方について
  1 はじめに
  2 第一法則と「公開」
  3 第二法則と選書
  4 第三法則と利用者教育
  5 第四法則とOPAC
  6 第五法則と自己評価
  7 おわりに
 (7)国際識字年と図書館活動
  1 識字は、人と文字との触れあいである
  2 「読む自由」から疎外された人々
  3 図書館をとりまく社会的状況
  4 識字と図書館活動

初出一覧