- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
あなたが自信を持てないのは、つき合うべき人を間違えているからだ。本書は、あなたを受容してくれる「やさしい人」をどう見分けたらよいか、人間の見方を助言する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
65
どうすれば内面の悪さを解決できるのか。それは、情緒的に成熟する、本人が心理的に自立すること以外には無いという。その為には敵意の解放、もう一つは、甘えの欲求の満足が大切であると説いている。読み応えのある一冊。2019/05/24
アイスマン
17
劣等感が強い人は、自分の存在に漠然とした罪の意識を持っている為、褒められても素直に喜べない。 なので、劣等感が強い人はまず自己卑下する。自己卑下する事で自分の存在に対する漠然とした罪の意識から逃れる。 その上で、自己卑下した言葉を相手が否定するという手順を必要とする。 従って、劣等感の強い人が語る自己卑下は本心ではない。 自分の語学力を得意に思いながら「僕は英語が不得意なので」という言い方をする。 「あなたが不得意というなら得意な人はいなくなってしまいます」と言ってくれる事を期待しているのである。2019/10/12
マロン
17
自分に自信がない人、恥ずかしがりな人の多くは、幼少期の失敗体験や周囲の大人が深く関係しているらしい。欧米では、よく「愛してる」とか「君と一緒にいると楽しい」など、普段日本人がなかなか言わないような事を平気で言ったりする。そうする事で、言われた方は自己肯定感を高めるのだろう。一方で、日本は謙遜の文化や思う事をあえて口にしない美徳のようなものから、相手に対してプラスの感情を言葉にする事は少ない。それが自己肯定感の欠如•自尊心のなさに繋がるような気がする。子どもができたら、言葉を通して認めてあげなきゃな…。2013/01/14
MAMI
12
まえがきでわたしの心を鷲掴みにされた気がする。あなたの弱さを見抜いた人が、あなたをどのように操作して来たのか との言葉。まさにという感じです。人の顔色ばかり伺ってる性格治せないかな。2018/02/06
kana
11
人以上に真面目に、人以上に勤勉にしていなければ人と同じ好意は得られない、という思い込みに共感した。甘えの欲求の次はひとりになりたい欲求がきて、どちらも満たされていないとひねくれるとの記述が印象に残った。今の私はひとりになりたいんじゃないかとふと気付く。人間関係偏重の現代社会でひとりになってバカにされるのが怖かった。でも素直になってしんみりとひとりを堪能している。とても落ち着く。2018/11/12