集英社文庫<br> 行動することが生きることである 生き方についての343の知恵

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集英社文庫
行動することが生きることである 生き方についての343の知恵

  • 著者名:宇野千代【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 集英社(2016/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784087480870

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内容説明

人生は凡てのことに、のぼせなければならない、と思っているのである。……何事かをするのに、あとさき考えてからすると、どうも勢いがなくなる。のぼせていると、何事をするのにも、することに勢いがつく。そこで初めて、行動することが生きることになる。90歳を優に過ぎた著者が経験から贈る、生き方についての343の知恵。

目次

第1章 人生は行動である
第2章 幸福をはりめぐらせて生きる
第3章 人と人を結ぶものは善意である
第4章 愛は誰のためのものか
第5章 失敗しない結婚のために
第6章 健康は心がつくる
第7章 暮らし上手は生き上手
第8章 人生は死ぬまで現役

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

148
沢が凍りつき、鏡と見えるその小さなことも愉しい。幸福を願う気持ちは誰の心の中にもあり、少しずつ積み重ねている。…愛していたのは相手ではなく自身であったのか。恋とか愛には、そこにないものを見る心の作用がある。私が見なければ、それはないことになり、どんなに周りから幸せそうに見えても、本人がそう感じていなければ何にもならない。…別離の時。木の葉が枝から離れる瞬間の、あの、微かな痛みに似たもの。跡形もなくなった頃、本当の冬が来る。風もないのにぽとりと落ちる。その瞬間まではっきりと見つめている。宇野千代氏の生き方。2021/12/09

扉のこちら側

114
2016年590冊め。コンセプトはいいのに作りが雑。「生き方についての343の知恵」ということで、著作やおそらくインタビュー等からの引用をまもめたものなのだが、出典が書かれていないので、「この続きが気になるとか」「ここをもっと深く読みたい」と思っても次につなげられない。ある程度宇野千代作品を読み込んでいなければいけなかったようだ。「貧乏」について書かれたことろはまさしく私もそうだと思った。(続)2016/07/25

ひろちゃん

102
恋多き女宇野千代さんの本。大学時代宇野千代さんの本を読んでから何故か私のなかで特別な作家さんになった。危機は必ず相手側にあるという言葉が印象に残った。2015/12/10

扉のこちら側

53
2018年109冊め。再読。初読時にも書いたが、それぞれの名言の出典が知りたいのである。一番印象的なのは、著者88歳の時に体重計に乗って「少しでも好い形になって、あの人に見られても好い」と思うところ。生身の恋人ではなく、特定の人の頃。「八十八歳になると、心の中だけにある現象と、生身の人間の姿とか、一緒くたになる。どちらもちゃんと生きていて、この私の情感を支えているのだと思うと、面白いではないか。」2018/04/19

チヒロール

48
90歳を過ぎた宇野さんは、生活の達人である。 体が体を守るのではなく、心が体を守る。風邪をひかないようにとおまじないのように言ってると利くものだそう。料理は発明で、作る過程が楽しいとか。心に張りがあれば死ぬまでボケないとか。隣でおばあちゃんが語りかけてくれるように、スッと響いてくる知恵の数々。背筋をピンと伸ばして颯爽と生きていこう、晴れやかな気持ちになれます。2014/04/30

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