内容説明
1848年、パリで勃発した二月革命はドイツ・オーストリアの三月革命へと発展し、やがてヨーロッパ全域へと拡大する。本書はウィーンとベルリンにおける革命の実態を克明にたどりながら、それまで「歴史なき民」と蔑まれてきた少数民族やプロレタリアートに光をあて、彼らこそが歴史の真の担い手であり、革命の主体であったことを明らかにする。丹念に収集された史料図版と独自の1848年革命史研究を通じて、西欧近代中心主義的歴史観を超える新しい歴史像を示そうとした逸品。
目次
向う岸からの世界史―ヘーゲル左派とロシア
四八年革命における歴史なき民によせて
一八四八年にとってプロレタリアートとは何か
ウィーン革命と労働者階級
もう一つの十月革命―歴史家とプロレタリアの対話として
ウィーン便り



