内容説明
〔競馬シリーズ〕アマチュア騎手のイアンは、絶縁状態が続いていた父から突然連絡を受けた。五番目の妻が何者かに殺され、父自身も命を狙われているという。犯人は遺産めあての親族の者か? 父の護衛を引き受けたイアンは、犯人探しに乗りだすが……遺産相続をめぐる争いと親子の葛藤を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
背番号10@せばてん。
34
【1988_週刊文春ミステリーベスト10_海外9位】1994年1月4日読了。競馬シリーズ第26弾。ディック・フランシス、2010年永眠。自分に多大なる影響を与えてくれた、巨星に心より合掌。(2019年7月28日入力)1994/01/04
タツ フカガワ
27
再読。「私は父の五番目の妻を心底から嫌っていたが、殺すことを考えるほどではなかった」が、その妻は殺され、三年間絶縁状態だった富豪の父も命を狙われて“私”ことアマチュア騎手イアンは、父マルカムの身辺を守ることに。犯人と思われるのは三人の先妻(四番目の妻は交通事故死)と異母兄弟姉妹たちだが、彼らのマルカムの財産への執着とイアンへの敵意が凄まじい。いつもながら安定した面白さですが、前に読んだシッド・ハレー物に比べるとちょっと物足りなかった。2021/05/16
Haru
17
相変わらずの大家族の不和物です。日本で言ったら金田一物がこんな感じでしょうか。父親を襲った人物特定の為とはいえ、父の前妻・後妻によって精神的に歪められた兄妹関係に勇敢に立ち向かう主人公。どれほどの悪意を向けられようとも冷静さを失わず、物事の本質と目的を見失わない精神力の強さには、感心します。そしてやはり「海外もの」ならではの、お金の使い方のスケールの大きさが楽しみどころのひとつではないかな~。同じ金銭感覚とそれを支える経済基盤があって気持ちのいい人物であれば、翌日には「親友に」なれるというイージーさも。笑2014/05/02
ぺぱごじら
17
金の売買で莫大な財産を一代で築いた父親は、私生活でも5人の妻・7人の子供を成した。いま5番目の妻を殺され、自分も殺されかけた彼が頼ったのは、5番目の妻との結婚に反対したために3年音信不通となった、2番目の妻の子供だった。あらゆる意味で規格外の父親を財産抜きで向き合える主人公は父親の信頼を一手に担うが、『同じようにお金抜きで向き合いたい』と願ったもう一人の結果が余りにも対照的であったのが哀しい。自分にとっては『人と向き合い、説得する術』を学んだ一冊。2014-082014/01/19
本の蟲
16
有名翻訳ミステリ〈競馬シリーズ〉26作目。長年絶交状態だった大富豪の父マルコムから助けを求められたアマチュア騎手イアン。反目の原因だった父の5番目の妻モイラが何物かに殺害され、父もまた「命を狙われている」という。容疑者は何人もいるマルコムの前妻と、イアンの異母兄弟たち。この父親マルコムが女性関係以外では非常に魅力的で、端から見れば教育方針や子供の扱いも真っ当なのだが…。富が富を生む金持ちの生活と、馬主側からの華やかな競馬界。親の恨み言と相互の誤解で生まれる家族関係の歪み。シリーズ中上位に入る面白さ2026/02/03
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