内容説明
真夜中に働くテレビの仕事には慣れてきたけど、一人ぼっちの外食は未だに……イヤだなあ。作家の父・阿川弘之と賑やかな家族に囲まれて育ち、思いがけずニュースキャスターとなって活躍する毎日。仕事で出会った素敵な人・忘れがたい人や、なぜか数あるお見合い体験のエピソード、思い出すだけで冷汗じっとりの失敗談のあれこれ、アガワ流一人暮らしを楽しむ秘訣などを爽やかに語りかける、とびきり愉快なエッセイ集。読むともれなく、もりもり元気がついてきます。
目次
不良ラーメン
災難自慢
再会
似て悲なる
とちりビール
門限酒
睡魔駅弁〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
31
20年以上前のエッセイなので、新幹線の個室を出版社さんが手配してくれたりと、ほんのりとバブルの香りも漂いつつ、今では見れない光景も楽しいタイムトリップ♡阿川さんが織物職人さんを目指していた頃の話や、格闘するお見合いの日々、青春について考えながら寝ていた週末、原稿の締め切りを前にやたら眠くなる話。私も締め切り前に他のことがどうしても今したい!という気分にかられたりするのですごく共感[*´▽`*]こんなことあってさぁ~と、気取らずに話を聞いているような楽しい時間で、積んでる他の本を読むのがますます楽しみに♪2014/04/01
HiroNuma7
21
阿川さんの日々を綴ったエッセイ。出版されたのが20年以上前なので、エピソードに時代を感じます。仕事の話や、家族の話、幼少時代の話など、ざっくばらんに語られてます。この頃から檀ふみさんと交流があったんですね。お父さんとのやり取りも、お互い口が悪いですが微笑ましいです。阿川さんのさっぱりした性格が文章に表れているようで読みやすい内容でした。2017/03/11
てふてふ
4
TVタックルのイメージしかなかったのですが、文章もおもしろかったです。飾らない言葉に、共感しまくり。お父さんがなかなかひどいけど、子ども時代、青春時代の幸福な記憶には癒される。私、「鹿爪らしい」は「しかめつらしい」だと思ってたなw 2014/04/11
yarerunoka_oi
3
ふた昔前に書かれたエッセイなのですが、全然気になりませんでした。私も、「しんきんこうそく」と「きんしんそうかん」が同じ抽斗に入ってしまった。「すねこ」と「素描」も…。2013/01/02
みっくん
2
阿川さんのエッセイ。気楽に読めます。あの才女でも、こんなに軽く生きていて、そして色々とドジもすれば失敗もしていると思うと、ちょっとほっとします。中島みゆきさんの「時代」が紹介されていて、それこそ時代を感じてしまった。2018/10/30