内容説明
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神道、仏教、キリスト教、新宗教、天皇制……。日本の宗教とその精神風土を俯瞰し、古来から宗教が果たしてきた「差別」と「救い」という宗教の二面性を考察し、女性にとっての宗教の意味、フェミニズムと宗教の可能性と将来をさぐる。
目次
はじめに1 フェミニスト視点からの日本宗教批判 岡野治子2 (1)女と国家──『古事記』をめぐる観念 河野信子 (2)女性と仏教──仏教の血穢観と母性観 中野優子 (3)キリシタン女性に出会う 岩田澄江3 (1)近代と伝統との相克 奥田睦子 (2)「女の役割」──権力への回路 井桁碧 (3)創価学会と女性 芳賀あきら (4)「天皇信仰」の現在とアジア──従軍慰安婦問題と在日朝鮮人の女の生活から 田光礼フェミニズムと宗教の未来に向けて──あとがきに代えて