内容説明
一冊の本を読むことによってまた別の本を教えられ、読書戦線は次々と拡大していく。書物探求の果てしなき旅とその愉楽──。辛口の古書談義から、稀覯書の魅力、稀代の愛書狂たちの悲喜劇まで、読書道の達人による痛快古書エッセイ。
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目次
1 (1)読書空間のオデュッセウス (2)東西ドイツ統一から大嘗祭へ──一九九〇年末の出版界は? (3)蒐書ツアー (4)空襲で失った蔵書 (5)師走に会う人 (6)書物礼讃 (7)青蛙堂綺譚2 (1)古本界 精密な労作「ストリップ名鑑」/忘れられた汪兆銘の文献を入手/現代コミックの“生みの親”とは/蘇曼殊の『断鴻零雁記』を掘り出す/懐かしい荻窪の古物会館時代の古書展/“本命”より副産物が面白い通販目録が/“恥の上塗り”ならぬ“恥の書き納め”/手作りの個人誌「活動写真」発行/昔ながらの古本屋気質守る江口書店/日本近代文学館の最大財産・別置文庫/名優偲ぶ追悼号がたった三百円とは/神戸の古書街を歩くも“キツイ”不漁/首尾よく『人生の阿呆』を入手/探偵小説界の風土が育んだ挿絵画家/“逸品”は市場に滅多に姿を現わさず/「明治古典会七夕大入札会」の逸品/インフレ傾向の戦前の大衆雑誌/正直正太夫こと斎藤緑雨の逸話/古本旱と「現代大衆文学全集」/「古本などパカ臭くなる」もうなずける/死去した反町茂雄氏への反感と崇拝/小酒井不木再評価の機運が盛り上がる/買い物をした気分味わった盛岡再訪/「いわて青空古本まつり」の拾い物 (2)本の窓 出版の博物館構想/異なる見解の持ち主/「婦人倶楽部」の廃刊/菊池寛と女性票/ソ連邦内の独立運動/動物の受難と文学/慎重要すビデオ規制/絶版絵本の被害者はだれか?/乱歩の遺産『貼雑年譜』/共産主義への幻想/廃刊文庫の復刊を/使い捨て時代の影響/のぞき見的な小説/雑誌類の収集が急がれる国立国会図書館/目次の必要性を痛感/漢字の美しさ再認識/都会人の心のすさみ/スパイ小説の危機/横書きと縦書きの文章/不気味な直筆物ブーム/甦る力道山人気/在庫処分に悩む版元/隠れた熱烈な映画ファン/辞典を論争する機会/天井知らずの古書の高騰/おもしろい古書目録/古典に学ぶ歴史の教訓/女性雑誌の今昔/白い粉の恐怖を語るアルレッテイ/同人雑誌雑感/“レビュー時代の終焉”3 ほか
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