ちくま日本文学全集<br> ちくま日本文学全集寺田寅彦

個数:1
紙書籍版価格
¥1,068
  • 電子書籍
  • Reader

ちくま日本文学全集
ちくま日本文学全集寺田寅彦

  • 著者名:寺田寅彦【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 筑摩書房(2013/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480102355

ファイル: /

内容説明

日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では物理学者として優れた業績をあげるかたわら、夏目漱石に師事し、独自の視点で科学と文学を見事に融合させた著者の随筆作品を堪能できる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

29
寺田先生の経験則では、 平均3台目か4台目ごとに目立って早過ぎるものあるいは遅すぎるものが来る(傍点、215頁)。停車回数に等しい冪(べき)数(傍点、=累乗指数) で収容人数が増加する訳(217頁)。身近な社会事象を科学する心を寺田先生に学ぶべきだ。来かかった最初の電車の電車に乗る人は、空いた車に逢う機会よりも込んだのに乗る機会の方がかなりに多い(傍点)。どうしても、福知山線脱線事故を想起しないわけにはいけない。社会学からすれば群集心理。寺田先生は物理学だから、数式にてΔTで説明された。2015/12/15

りつか

3
「天災と国防」が読みたくて手に取ったんだけど、あとで確認したらそれは青空文庫でも読めたという。「比較言語学における統計的研究法の可能性について」の数式、何かに考え方が似てるような…と思ったけど、どうやらPageRankの計算アルゴリズムを連想してたっぽい。類似性、類似可能性の計算、ってところから連想してしまったのかな。2019/09/06

sanga

2
寅彦先生、自画像を描くんですよね。描いているうちにその顔が父親に似てきたり ひと筆ごとにいろんな人が現れるんです。先祖が現れるんですよね。遺伝子とかDNAとか難しいこと抜きに ご先祖様とのつながりがストンと納得できます。2015/09/02

nrm

2
この人の妖怪考が好き。民間伝承を否定せず、その現象や伝承から仮説(ほど頭ごなしではない)仮考を立てていく過程を読んでいると、科学と妖が並立することがするりと理解できる気になる。科学と妖怪を対立させることが意味がないことも。2010/04/10

hachiro86

2
理系とか文系とか、バカバカしくなる2009/04/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/538700
  • ご注意事項