ハレスはまた来る - 偽書作家列伝

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ハレスはまた来る - 偽書作家列伝

  • 著者名:種村季弘
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 青土社(1992/03発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784791751761
  • NDC分類:283.04

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内容説明

ゲーテとの往復書簡を創作した女流作家、日本人も知らない日本の文豪ハレス・レンノスケ、偽のシェイクスピア劇を書いたロンドンの天才少年など、文学史の余白にのこる文学的変装の名優たちや、古文書や手紙を捏造し世界を瞞着した、仮面の作家たちの名演戯。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

プロローグ 千の仮面舞踏会
Haresuはまた来る―エーゴン・フリーデル
サタンの偽者―ヴィルヘルム・ハウフ
蚤と才女―ゲーテ偽作とベッティーナ・フォン・アルニム
天使と悪党の間―トマス・チャタトン
シェイクスピアを作る少年―W.H.アイアランド
偽温泉誌漫遊記―ルートヴィヒ・ホフマン
フランス万歳―ヴラン・ドニ・リュカvs.M.シャスル
ある錬紙術師の冒険―コンスタンティン・シモニデス
歴史を偽造する男―フリードリヒ・ヴァーゲンフェルト
王妃の真筆―マリー・アントワネットをめぐる偽書簡
寸借詐欺師キリスト―マリー・ルイーゼ・ブラウン
20世紀の錬金術師―フランツ・タウゼントvs.ハワード・ヒューズ
肖像ノイローゼ症候群―ディプロマ詐欺師たち
ボヘミアの薔薇―ケーニギンホーフ手稿
贋物創始―ウラ・リンダ年代記
中世貸します―コンスタンティヌス大帝贈与
偽書検閲官の偽書―ウィテルボのアンニウス
エピローグ 顔のない偽書作家

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさ影

1
『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」』の再文庫化に際して再読。というのも本書で紹介されている偽書に2件ほど「東日流外三郡誌」の事件とそっくりなケースがあるから。笑えるほど似通っている。二度目は茶番と言うが、茶番の茶番だ。「東日流外三郡誌」に関しては持ち上げた世間の方の責任が大きい。2019/04/06

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