角川文庫<br> さかさま博物誌 青蛾館

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角川文庫
さかさま博物誌 青蛾館

  • 著者名:寺山修司
  • 価格 ¥462(本体¥420)
  • KADOKAWA(2013/12発売)
  • 光るあじさい!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/15)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041315163

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内容説明

奇人、奇声、奇癖、奇書珍書、珍品、そして少年の日の憧憬、想い出など、詩人の想像力で蒐集した、ありとあらゆる「私有財産」を、物語というオブラートにくるんで披露する。寺山ファン待望の、不思議に謎めいてバラエティに富んだ幻想博物誌。好評“さかさま”シリーズ、第4弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

35
清蛾館という章にある小エッセイの数々が素敵だ。怪しさと泥臭さ、そして時に読者を煙に巻く不思議さが渾然一体となっている。彼の死後もう30年以上経つ。しかし彼の残した作品の多くはこれからも読む側、観る側の好奇心をくすぐり続けると思う。表紙の林静一氏のイラストも好き。2015/04/29

双海(ふたみ)

21
「古い女の子は、『私たちは、お互いによく知らないのに、一緒に寝ることなんかできないわ』と言ったものだ。だが、新しい女の子は違う。彼女らは、こう言うのだ。『一緒に寝ましょう。あなたのことをもっと知りたいの』。」  澁澤龍彦責任編集『血と薔薇』への言及もありました。2014/05/28

ウチ●

3
「青蛾館」と題した46の世界と、「財産目録」と題した17のこだわり。「首吊人愉快」、「賭博骨牌考」、「手毬唄猟奇」を併録。初出誌の記載がないが、書下ろしとも思えない。どんな媒体に発表されたものなのか。自らの短歌を解説した譚もある。有名な「売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき」の句にどのような物語があったのかは必読。どこまでが本当でどこからが虚構なのか。作者が、泉鏡花の「草迷宮」を枕に、横溝正史「悪魔の手毬唄」に隠された謎を解く旅に出る作りの「手毬唄猟奇」も興味深い一篇。2013/12/25

hidecrow

1
一番最後に読んだからかも知れないが、手毬唄の話が面白かった。昔の若者の方がエネルギッシュだったのだろうか……2016/04/13

さよならちやう

1
寺山さんは遊びの天才だと思います。2013/07/01

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