内容説明
宇宙仏である大日如来を中心にさまざまなほとけが配置されたまんだらは宇宙世界を表現したものである。宇宙とは、時間と空間を超越した無限の広がりを意味し、われわれはそれらの見えない力や法則によって生かされている。この地球に生かされている自分もまたほとけをめざし歩み続ける存在であり、人類すべてがまんだらである。まんだらを通じ人間の存在、その命の意味が明らかにされてゆく。
目次
1 まんだら宇宙(宇宙のはじめ 天体の形成 太陽系のなりたち)
2 地球のなりたち(生命の誕生 は虫類の時代 ほ乳類の時代)
3 宇宙のメッセージ(天地自然の法則 縁起)
4 まんだら(阿羅漢仏教の衰退 大乗仏教の誕生 密教の仏陀観 まんだらのほとけたち 立体まんだら)