内容説明
京都発城崎行きの特急「あさしお3号」の車内で、十津川警部の友人で作家の沢田功が殺された。事件を追う十津川は、城崎で沢田と会う予定になっていた画家の滝村敬をマークする。しかし、滝村にはアリバイがあった。「あさしお3号」より十四分前に城崎に到着した特急「北近畿5号」から降りる姿が目撃されていたのだ。十津川警部は鉄壁のアリバイを崩せるか? 表題作など三編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
18
安定の西村京太郎。3編からなる短編集。「首相暗殺計画」が今の西村京太郎を知る身からしては新鮮で興味深かったかな。2017/08/24
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
8
「勝手に列車祭」第148弾。この本は1冊あり文庫コレクション283冊目で短編であった。。。表題作の列車は乗ったことがあったので(北近畿もはまかぜも乗ったことがあったので)楽しく読めた。時刻表トリックなのだが、あさかぜの中で殺人があったのだが、北近畿では始発が新幹線駅ではないので追いつけず困ってしまう。最後は「はまかぜ」で解決するのだが、乗ったことのある列車に吾が十津川警部が乗ったので楽しかった。2017/01/28
deria
4
シンプルで読みやすい!!ストレスを感じる事なく、さらっと読めてしまいます。十津川警部が魅力的。2014/06/30
だまし売りNo
3
テレビ朝日の土曜ワイド劇場『西村京太郎トラベルミステリー』「陸中海岸殺人ルート」でドラマ化された。 猫好きで有名なデザイナーとして林田ひろ子が登場する。十津川警部が林田ひろ子を偶然目撃したことが意味を持つ。この意味では万人に平等に与えられた情報から推理する市推理小説としての公正さは欠けている。 2019/10/05
虎ノ介
3
短編集でサクッと読めます。時刻表トリックのアリバイ崩しが面白かった。2017/05/10