内容説明
若者たち、「野性の炎」は消えていないか。心のままに学び、冒険した野性児C.W.ニコルが、「生きるとは何か!」を、熱い思いを込めて問いかける。黒姫山麓に住み、日本はもちろん世界の自然を求めて、好んで荒野に遠征した中から生まれたエッセイ集。街で暮らす人々が「野性の心」を持ち続けるために。
目次
1 若者よ、野性の炎を忘れてはいないか(こころ―自分との出会い;私のネバー・ネバー・ランド;自然の色、人の心;20歳―新しい始まりを迎える人へ;谷あってこそ山があるのさ;学校)
2 私のフィールドワーク(ビンに入れて持って帰ろうよ!;太古からの契約;冒険と食べ物;フィールドワークの重要性について;私の春・夏・秋・冬)
3 多くの仲間へ友情をこめて(植村直己―少年のように輝いていた;宮沢賢治―イーハトーヴへの旅;東京、光と影;町―歩く場所;海の仲間たちよ!;私の人生と空手;病めるドキュメンタリー番組―テレビで見たんだもの、ほんとうのはずさ…?)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HIRO1970
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⭐️⭐️⭐️昔、読みました。2005/04/17
ひらたクワガタ
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メモをとることが大事 ありがとうございます2023/01/15
Kota Жал O
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「私の夏のメインテーマ、それは生長するものたちの、茶や青や紫にうつろいゆく緑のものたちの、空を飛び、うたい、走り、泳ぎ、潜るものたちの、そのすべてを包むイメージである。生長、成熟、あこがれ・・・そして、必然的に哀しみが訪れる。通り過ぎる夏を両手でがっちりとつかまなくては、永久に逃してしまいそうな気持ち。いまの夏があたかも自分たちにとって最後の夏であるかのように・・・。」2019/04/22