内容説明
やさしい家族に囲まれ幸福な日々を送っていたすみ子はある日、ひとり息子の突然の死で悲しみのどん底につき落される。そんなすみ子に宏之の友人留美は「仏教講演会に行ってみませんか」と一枚の切符を渡す。講演会で聞いた観音さまの話に救いを見い出したすみ子は、しだいに明るさを取り戻してゆく。ある日、再びすみ子は留美のもとを訪れたがそこにはボランティアに励む留美のもう一つの悲しみがあった。
目次
1 息子の死
2 家族の苦悩
3 講演会
4 仏道修行
5 出航
ひろさちやのまんだら漫歩録「観音さまの奇跡」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
14
真面目一筋に勉強し、無事キャリア官僚となった宏之が、初任給で両親を琵琶湖旅行に連れていくシーンから物語は始まります。「いつか皆で琵琶湖観音巡りをしたい。」そう語る宏之は数か月後に突然あの世へ旅立って行きます。落胆する両親。特に母親の落胆ぶりは目を覆うばかりです。そんな母親を慰めようと父親は、観音巡りの旅を始めることを提案します。各地の観音菩薩像を参拝し、思いがけずひろさちや氏の講演会に赴き、そして、観音菩薩とはなん(誰)なのか-ということに気づく、というストーリーです。そう、私も、貴方も観音様なのです。2018/06/04




