内容説明
奸智にたけながら結局不如意な狐、愚かで粗暴で純情な狼、立派すぎる正義漢の犬、甘くてかわいい娘兎、臆病な権力者の獅子、何でも商売の狸……動物好きの著者が生き生きと語る、抱腹絶倒の現代版イソップ話。動物たちのいじらしさが滲む姿を描いて、人間という生き物を深く考える、知恵と笑いの傑作小説集。
目次
狐がキマらないことについて
犬の高潔なる品性の害について
狼、すべてこの世は段取りと恰好つけであると悟ることについて
動物村の新人類について
狼、底には底がないと知ることについて
狐、はじめて考えこむことについて
獅子、女の沽券を考えることについて
狼、楽して儲けようと思うことについて
狼の所有する「無」について
狼、ゼウスと対話することについて
象、動物村の文化水準を上げることについて
狐、女の洞察力を考えることについて
狼、ペットを持って発見したことについて
キリンの自殺騒ぎについて
狼、大僧正となることについて
動物村の人間汚染公害について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
野良猫ブルー
6
読了本120冊目。 2013年購入、積読5年? 大人のためのイソップ物語といった感じ。 関西弁の喋りで下品になりそうでならず、そこはかとなくを可笑し味を加えてる。 どのキャラもベッタベタなのに愛嬌があるのもいい。 軽くサラリと読めたけど、含蓄のある内容は流石。 そういや『イソップ物語(童話/寓話)』ってなんとなく知ってるけど…きちんと読んだことないや。2018/11/26
半兵衛
2
人間臭い…といってもありがちな描写だけにとどまらない動物達。えぐくないけど苦笑しちゃうような話です。「お前ねぇ、世の中は段取りと格好つけでできあがってるってこと、今まで知らなかったのかい?」2013/02/13
siohina
2
最初は狼いやだったけど、最後はなんか好きになっちゃう。 人ってやだなぁ、と思わせる。2012/09/10
湯豆腐
1
古書店でGet。イソップの名を借りた時評本。にやにやしながら読んだ。2012/09/22




